奈良に美味いものってあるのか

第二次大戦中には、日系人だけがアメリカ国内で捕虜収容所に隔離された。ドイツ系、イタリア系アメリカ人はそれまでどおり生活をしていたのである。捕虜収容所に連行されたそして当時の日本人の住居や財産はアメリカに没収された。これも日系人だけである
アメリカ人は日系アメリカ人の忠誠を疑い、初期には戦争に駆り出さなかったが、ヨーロッパ戦線の兵士不足が生じた時には、台100歩兵大隊や442連隊を創設し、日系人の若者を戦場に駆り出した。これらの部隊の戦死傷率は、300%を超えた。すなわちアメリカ全軍の中で最も生還率が低かったということである。
しかしアメリカが、真珠湾攻撃を奇襲攻撃すなわちだまし討ちであると言い続けてきた背景から、戦後も日系人に対する不審や、嘲りは続いた。アメリカにおける日系人は、国籍的にはアメリカ人ではあっても、アメリカ政府自体が彼らをアメリカ人とは認めなかったのである。
それだけにアメリカにおける日系人は、二つの祖国の間で差別や偏見と戦い続け、今日の位置を獲得した誇り高い人々と言えるだろう。

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